神事・行事

一年間の神事・行事をご紹介します。

初詣

大晦日~1月15日頃まで

御田遊神事

斎行日:1月4日

御田遊神事(おんたあそびしんじ)

その年の五穀豊穣を祈願し、年中耕作吉凶神籤により作物の吉凶を占います。

次に年中晴雨神籤により月毎の天候を占います。

次に諸吉凶神籤によりその年に特に心掛けることを占います。

最後に「蒔こうな蒔こうな福の種を蒔こうな さらりさらりと福の種を蒔こうな」と繰返し唱え、籾種(現在は白米)を撒きます。

安政遠足

催行日:5月

安政遠足保存会ならびに安中市の主催により、毎年5月に「安政遠足あんせいとおあし 侍マラソン大会」が行われています。

安政遠足とは、安政2年(1855年)に安中藩により行われた徒競走で、安中城より当社熊野神社までの7里余りを走りました。

黒船来航からまもない時期、藩士の心身鍛錬を目的としたこの競争は長らく忘れ去られていました。しかし昭和30年、当時の熊野神社の神職宅より安政遠足について記録された「安中御城内御諸士御遠足着帳」が発見され、その存在が明らかになりました。

「日本最古のマラソン」 として藩主の偉業を後世に伝えるため、安政遠足保存会が組織され、「安政遠足 侍マラソン大会」として復活し、毎年多くのランナーがここ熊野神社を目指し、江戸時代の中山道を通って碓氷峠を駆け上って来ます。(コロナ禍による中断によりコースが荒廃したため、令和6年は坂本宿まで)

(写真は安政遠足保存会ホームページより)

安政遠足 公式ウェブサイト https://ansei-toashi.jp/

安中市 公式ウェブサイト https://www.city.annaka.lg.jp/

春季例大祭

斎行日:5月15日

春季例大祭(しゅんきれいたいさい)

五穀の豊穣、農業に限らず工業、商業等の万の生業の発展を祈念し、また国家と氏子崇敬者の安泰と交通安全を祈る例大祭です。ご神威を発揚しご神徳の宣揚と神社の興隆を願う目的を持って、神社本庁よりの幣帛料(神前へのお供え物)をお供えするための使者、献幣使をお迎えしてのお祭りとなります。

神事の最後に神職による神楽「浦安の舞」および「里神楽」3座が奉奏されます。里神楽は「千箭ちのりの舞」「散米の舞」「烏の舞」で、これらは当社のみに伝わるお神楽です。
「烏の舞」では長寿の切餅が撒かれます。

夏越大祓

斎行日:6月末日

夏越大祓(なごしのおおはらえ)

半年の間に知らずのうちに心身に付いてしまった罪穢れを祓い清めます。

神職のみによる神事。お祭の後に「夏越大麻」と「人形(ひとがた)」を兼務社氏子に頒布します。

梛の葉祭

斎行日:7月15日

梛の葉祭(なぎのはまつり)

日本武尊が碓氷峠で道に迷われた際、八咫烏が梛の葉を落として尊を導いたと伝えられます(当神社縁起)。故事によると、この日に紀州熊野の梛の葉が当社に、当社の笹の葉が紀州熊野に降ると言い伝えられ、現在も行われている神事で、氏子崇敬者の安寧と心身健康を祈る神事です。

神職と若干の参拝者による祭祀で、神事の後は鮭缶と胡瓜で直会を行います。

秋季例大祭

斎行日:10月15日

秋季例大祭(しゅうきれいたいさい)

春季例大祭の祈りが実を結び、豊かな年となったことを神様に感謝し、氏子崇敬者の幸せを祈る例大祭です。

神事の最後に神職による神楽が奉奏されます。写真は「散米の舞」の場面です。

年末

年の暮れに、新らしき1年をお守り戴く以下の神々の御神札が準備され、神職が重ねてお祭りします。年末にはお札を各氏子崇敬者に頒布します。

年中清祓大神切札・神宮大麻・御歳皇大神大麻
三宝荒神御幣
 神棚紙垂

次のような御神札を頒布する場合もございます。

熊野神社大麻
烏午王札
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