御神札の祀り方

お正月にお迎えする神様について

新しいお正月の御神札をお受けして、ご家族の健康と一年の幸福をお守りいただきましょう。代表的な御神札について説明いたします。

神宮大麻(お伊勢様の御神札)

伊勢神宮の御神札です。

五穀を始め山川草木すべてのエネルギー源の神様として古来より「お天道様」の名を以て親しまれ、太陽が照り輝く様に家庭を明るくお護りいただきます。日本人の大御祖神様です。

内宮様(天照大御神様)は2000年以上、外宮様(豊受大御神様)は1500年以上の歴史を持ちます。

御歳皇大神真璽(歳神様)

新しい年の一年間をお守りいただく若歳、大歳の神様。

若歳神様は、年の初めに新しい気吹をいただき、生命(心と肉体の命)の若返りをはかり、その年一年間のご家族の健康をお護りくださる神様です。大歳神様は、そのお家の御先祖様の御霊をいただいて、その年一年間の子孫の繁栄をお護りくださる神様です。

昔は暮の28日に歳神棚を新設し、年の初めにそのお家の御先祖様の御霊と共に、遠い御祖神様である大歳神様や、新しい一年を司る若歳神様をお祀りしました。

産土神様

ご自身のお住まいの地域の守り神様です。(写真では諏訪神社神璽)。

最も身近にあり、一番お世話になっている地元の神様です。同一姓(=一族)の守り神様を氏神様と言います。

熊野神社大麻(御神札)

当社熊野神社の神様の御神札です。

追分節にも

   碓氷峠の権現様は 主のためには守り神

と唄われ、二世安楽を叶える峠の熊野権現の御霊を分けいただいた御神札です。社頭で常時頒布しております。

年中清祓大神切札

新しい年のお祓いの神様。

心と体の清浄は日本人が大切にしている一つです。清浄で平穏な日々を送れる様にお祓いをして下さり、そのお家に理想郷を具現する神様です。

奉稱竈處三柱神

荒神様または三宝荒神様と呼ばれる火の神様またはお台所の神様です。

荒神様は様々ないわれがあります。火の神様というのが一般的です。火を扱う事のできるのは人間だけですが、ひとたび荒ぶれば人の手の施し様がありません。火の力を称え、お護りいただける様にお祀りします。

御幣の上部に「奉稱竈處三柱神家内安全」の御神札を貼り、わら束の中心に刺し立てます。この御幣を真中にし、両側に残りの御幣1本ずつ刺し立てます。わら束が転ばないように竹串等でわら束に足を付けます。

御神札のまつり方

①天照皇大神宮 
②御歳皇大神真璽
③産土神(地元の神社の神様 )
④熊野神社御守護
⑤年中清祓真幣

五殿式のお社の場合

上図の①から⑤の御神札の配置となります。
④の御神札が大きい為にお社に入らない場合は、神棚の壁に貼るか立て掛けます。
⑤の御神札は神棚の壁または玄関の内または外の、人が出入りする上部の壁にお貼りいただきます。

三殿式のお社の場合

上図の①から④の御神札の配置となります。①と②が殿内に並ばない場合は、①の後ろに②の神様を重ねておまつり下さい。
⑤、及び烏午王札(日本太一)の御神札は神棚の壁または玄関の内または外の、人が出入りするところの上部の壁に貼って下さい。
※③の御神札はお正月以外の時期に頒布される場合もあります。

荒神様の祀り方

 荒神様は上図のようにわら束を作り(わら束が回転しない様足を付けるか、板をつける)、三本の御幣の串をわら束に刺しておまつり下さい。特に真ん中の御幣には、「奉称竈處三柱神家内安全」の御神札を貼って下さい。御神札の裏の上部に糊を付けて貼ります。

火を扱うお勝手に棚(=荒神棚)を作って祀ります。神棚のお社の右または左でも良いです。

注連縄と紙垂

神棚に注連縄を張る場合は縄を二重に張って下さい。また紙垂は神様に向かって下図となる様に縄に先を挟み込んで取り付けて下さい。尚、縄の二重に紙垂の先を通して下さい。

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